ベースギターのあれこれ

著者の気になったベースに関する情報などをまとめてます。

Helix NativeとHX Stomp

お久しぶりです。

気がつくと2023年も終わりが見えてきて、

自身の継続性のなさがブログの投稿からも露呈しています。。。

 

先日Helix Nativeを購入したので、

本記事ではなぜあえてHX Stompを持っている人が

Helix Nativeを導入する必要性があるのかといった点について

ご紹介できればと思います。

 

もちろん下記の内容は個人的な環境による主観ですので、

全員には当てはまらないとは思いますし、

決して絶対にNative使うべき!といった主張をするつもりでもないのですが、

誰かしらの参考になればという思いでつらつらと書いてみました。

 

Helix Nativeについて

既に多くの方がご存じの通り、

HelixはLine 6の製品群の一つであり、

Helix Floorといった従来型のマルチエフェクターに近いオールインワンの製品や、

HX Stomp、HX Effectsといった携帯性や一つの性能に特化した製品が販売されています。

 

その中でもHelix NativeはハードではなくDAW上で動くPluginとして設計された製品で、

性能がソフトを動かすPCのスペックに依存するものとなっています

 

なのでノートPCなどで動かす場合にはそれなりに動作が重くなる一方で、

デスクトップPCなどマシンパワーがある環境では

Helix Floor以上にたくさんのエフェクトを並べることが可能かと思われます

(Floorを所持したことがないので断言はできませんが)

 

余談ですが筆者のPCはゲームを遊ぶこともあり、

必要十分なスペック*1があるため

今のところフリーズや処理落ちなどは経験したことがありません。

 

なお操作画面はHX Edit(ハード製品をPCで動かすソフトウェア)とほとんど同じのため、

ハード製品を所持している場合すぐに使い始められるのが大きなメリットですね。

HX Edit画面

Helix Native画面

気になるお値段は

Line 6製品を見所持の状態だと約6万円(2023/10/1時点)とそれなりの価格となりますが、

自分のケースのようにすでにHelix製品などを登録してあると

最安で約15000円まで下がるので

比較的手が出しやすくなります

(それでも単一のエフェクターを買えるほどにはなってしまいますが)

 

Helix Nativeを追加導入した理由

これは完全に個人的なお話になってしまいますが、

なぜHX Stompを所持しているのに

Helix Nativeを導入したかについて触れたいと思います。

 

理由としては主に二つあり、

  1. PCに楽器をつないで演奏する場合にHX Stompがあると冗長なシステム構成になってしまうこと
  2. HX Stompの携帯性を活かせない

という点がありました。

 

理由①:HX Stompを含めることによる冗長なシステム構成

自分がHX Stompを購入したのは比較的最近の話で、

以前から自分の環境はオーディオインターフェースをはじめとした

一式の機材が揃っている状態でした。

 

そこにHX Stompが新たに入ってきたわけですが、

Helixのアンシミュを通した音を録音する場合、

楽器(ベースギター)→Hx Stomp→オーディオインターフェース→PC(スピーカー)

となってしまいます。

 

単に一つステップが増えるだけでは?と思うかもしれませんが、

実態としてはHX Stomp以外にも

エフェクターオーディオインターフェース間の追加シールドや

電源の確保などの物理的問題があったため、断念しました。

 

理由②HX Stompの携帯性との兼ね合い

「いやいや、HX Stompはオーディオインターフェースとしても使えるじゃないか。オーディオインターフェースを取り払えばよいのでは?」

という突っ込みが入ってきそうですが、

これはHX Stompを常駐のオーディオインターフェースとして使いたくない

という理由からNGとしています。

 

上記でも書いたように自身のシステム構成としては

オーディオインターフェースからPCとスピーカーへつながるようになっていますが、

これをHX Stompで実装しようとすると

楽器を弾くときであろうがなかろうが

HX Stompがオーディオインターフェースとして存在しなければならなくなります。

HX Stompのアウトからダイレクトにスピーカーへつながるイメージですね。

 

趣味程度とは言え、自分は定期的に音楽スタジオなどでの演奏も行うため、

HX Stompが取り外せないとなるとそれはそれで困ってしまいます。

そもそもHX Stompは携帯性が高いのが便利というコンセプトなのに、

システムの一要素として固定されてしまうのはどうなのかという気持ちもあります。

 

それに加え自分が所持しているものも含め、

多くのオーディオインターフェース

USBバスパワーで駆動するものがほとんどですが、

HX StompはUSBケーブルに加えて別途電源を確保してあげる必要があります。

個人的にはそれが一番許せなくて

HX Stompをオーディオインターフェースとして使うことは諦めています。

 

解としてのHelix Native

上記のような理由で

HX Stompがなかなかシステムに組み込めなかった私ですが、

とはいえHX Stompの数々のエフェクトは魅力的ですし、

実際に録音で使いたい場面も少なくはありませんでした。

その際には理由①でも述べたように冗長な構成であるとわかりつつ、

泣く泣くオーディオインターフェースとの間に差し込みを行っていました。

 

しかし、Helix Nativeを導入したおかげで上記のような問題は解決し最終的には:

楽器(ベースギター)→オーディオインターフェース→PC(スピーカー)→(DAW内)Helix Native

といった形で必要最低限のシールドや電源構成に収めることができました。

 

実際にはハードとソフトの絶妙な違いなどは存在するものの、

今のところ快適に演奏や録音作業ができていると思われます。

もし同じような悩みを抱えている方がいれば

Helix Nativeの導入を検討されてみるのはいかがでしょうか。

 

次の記事ではHelix NativeとHX Stompを別々に使っていく中で

感じた違いなどについて触れたいと思います。

 

ではでは。

 

 

 

*1:

OS:Windows 11 Home x64

CPU:11th Gen Intel(R) Core(TM) i9-11900F @ 2.50GHz

メモリ:64GB

SSDSamsung 980 Pro 2TB

GPU:Geforce RTX3080ti

電源:1000W